Tokyo Metropolitan Vocational Skills Development Center

東京都 東京都立多摩職業能力開発センター

経営者インタビュー~人材育成、職業訓練に関する"ホンネ"を聞く~

多摩地域の中小企業の経営者の方々に、人材確保・人材育成の視点から、職業能力開発センター

で実施している職業訓練をどうとらえているかなどについてインタビューしました!

月井精密株式会社 代表取締役社長 名取 磨一氏 ・ 同社代表取締役副社長 名取 美佐子氏

所在地:東京都八王子市大塚637

 創 業:昭和56年11月10日

 事業内容:航空衛星・自動車・医療・光学・計測機器などの分野における、試作から量産までの幅広い精密機械部品加工

 従業員数:16名

 会社HP:http://www.tsinc.jp/

Q1 採用に当たっては、どのような点を重視していますか。

 やる気、誠実さ、人と関わるコミュニケーション能力などを重視してきましたが、これからは、大きく変化する社会、経済の状況に対応できる柔軟性や応用力をより重視するようになると思います。
 また、経験上、前のやり方にとらわれがちな経験者よりも、全くの未経験者に1から教えた方がよかったので、採用しているのはほとんど未経験者です。

Q2 採用後の人材育成についてはどのように取り組んでいらっしゃいますか。

 非常に難しい加工をしているので、初めは失敗する率が高いです。それを少しでも早く覚えてもらうために、数値化してわかり易くマニュアル化することで、従来のやり方で1年かかるところを3か月でマスターできるようにしています。そして、成功体験を積むことで、目に見えてグレードアップしていきます。また、常に新しいことに挑戦する体制にして、飽きが来ないようにしています。

Q3 貴社の社員には女性も多いようですが、女性の活用についてどのようにお考えですか。

 社員の約半分は女性です。副社長が女性なので、広告塔になって募集すると、女性の応募も多いようです。意外にものづくりを好きだという女性も多いです。女性の方が状況変化に柔軟に対応できる面もあるかもしれません。

Q4 職業訓練をどのようにとらえていらっしゃいますか。

 企業での即戦力を養成することを期待しています。職業訓練を含む教育全般に言えることですが、10年、20年先を見据えて動かないといけないので、いろいろなことが過渡期にある現在、これから何を教えていくべきか、難しいところだと思います。

Q5 今後のものづくりについて、どのようにお考えですか。

 加工分野では、今後ますます3Dプリンタの精度が上がるとともにコストは減少し、ますます機械が主役になっていくでしょう。AI、IoT、ロボティクスが中心となり、単なる加工では生き残れないのではないかと考えています。また、現在、米中や日韓の関係悪化の影響が大きいですが、今後もグローバルに社会、経済環境が揺れ動く中、景気の波の振れ幅も大きくなるでしょう。対応も難しくなるでしょうが、チャレンジし続けたいと思います。

名取社長、名取副社長、ありがとうございました。