訓練科の概要
電気は私たちの快適な生活に欠かすことができません。一戸建て住宅等にある電灯・コンセントの電気工事作業に従事するには、電気工事士の資格が必要です。当科は経済産業省の養成施設に指定されており、修了すると、電気工事に必要な第二種電気工事士免状が取得できます。
指導員、講師の長年にわたり培ったノウハウによる分かりやすい指導で、電気工事士として必要な知識と技能を習得します。さらに、ビルの電気工事に必要な第一種電気工事士試験合格に向けても取り組みます。
就ける仕事
電気工事技能者
一戸建て住宅やビル等の電気工事を実際に行う仕事です。このほか、電柱等の電線をつなぐ外線工事や鉄道関連の工事、専門の電気機械器具を取り付ける仕事です。
電気施工管理技術者
住宅・学校・オフィスビル・工場などの建築現場において、工事が適正かつ計画通りに行われるよう電気工事の監督・指揮・設計を行う仕事です。
ビル設備管理技術者
大規模なビルディングにおいて、故障の修理や工事の手配を行ったり、ビルのオーナーと修理の折衝を行う仕事です。
仕事に就いた後
就職3年目の先輩の言葉
電気工事は、広い知識と経験が必要になりますが、職業能力開発センターで一年間、基礎をしっかり教わったことで電気工事だけでなく関連するさまざまな技術、技能にも適応することが出来、社会人としてよりよいスタートができたと思っています。
就職5年目の先輩の言葉
能力開発センター電気工事科では、資格を取得することが目的だけでなく、内容の理解に重点を置いていると思います。独学などで資格を習得した人と比べ、この点で大きな違いがあると思います。本当にこの職業能力開発センターの電気工事科で学べたことをよかったと思っています。
取得できる資格等
資格:第二種電気工事士
技能士補[国:電力](技能照査合格者)
関連資格:第一種電気工事士
電気主任技術者 (3種)
施工管理技士 (1級、2級)
主な就職先
電気工事会社、電気設備保守管理会社、配電盤・制御盤等製造会社、設計事務所、情報通信設備工事会社
令和3年度実績
会社規模:300人以上の会社や3人以下の小規模な会社など様々
求人倍率:約7.8倍(訓練定員に対する求人) 就職率:100%
初任給 :20万円前後
自己負担額(参考:金額は変更する場合があります。)
入校選考料 1,700円
授業料(年間) 118,800円
教科書代 約17,000円
作業服代 約11,000円
その他、事故等に備える災害保険等の自己負担が生じる場合があります。