訓練科の概要 金属を切断して、形を造り、組立て、溶かしてつける溶接技術は、金属機械製造やビルの組立て、レインボーブリッジ建設など、あらゆるものづくりを支える重要な技術です。 当科では、鉄をはじめステンレス鋼やアルミニウム合金などの金属の溶接に必要な基本の知識と技能について学び、将来の溶接技術者に成り得る人材の養成に目標をおき、総合的な溶接の実務的技能者を実学一体の訓練で育てます。
就ける仕事
溶接技能者
金属加工業に不可欠な溶接技能者として、製缶や溶接作業に携わります。 ガス溶接やガス切断、各種アーク溶接、プラズマ切断などの技能を駆使して、様々な金属を溶接加工して製品を完成させます。工場内溶接から、建築金物、建設現場溶接まで、あらゆるものづくりを行っている企業から求人があります。
仕事に就いた後
就職3年目の先輩の言葉
最初の一年間は、現場に慣れ、仕事を覚えることに必死でした。 安全作業と指示された作業を時間内に終わらせることの難しさや、ものづくりの楽しさを知ることができ、大変ですが一生懸命頑張っています。3年目になり、やっと一人前の溶接技能者になれたかなと思います。
就職5年目の先輩の言葉
難しい仕事を任されるようになり、後輩の育成も行っています。 教わった正しい知識と基本作業を、今度は私が新人に指導しています。 ものづくりの重要性や面白さを、自ら手本となって、上手く伝えることができれば良いなと思いながら、毎日仕事に励んでいます。
取得できる資格等
資格:ガス溶接技能講習修了証、労働安全衛生規則による特別教育、アーク溶接 ・自由研削といし修了証
受験資格:JIS溶接技能者評価試験
主な就職先
金属製品製造業、機械製造業、建設業、橋梁、建築金物などの金属加工業
就職情報
令和3年度実績
会社規模:4人から100人程度
求人倍率:1.7倍(訓練定員に対する求人) 就職率:100%
初任給:20万円前後
自己負担額(参考:金額は変更する場合があります。)
教科書代 約8,000円 作業服代 約12,000円
その他、事故等に備える災害保険等の自己負担が生じる場合があります。