自動車整備工学ユーザーの多様化志 向と自動車の高性能化・エレクトロニクス化などの技術革新の中で、自動車整備士の役割はますます重要になっています。顧客ニーズと技術の変化に的確に対応 できるよう、専門知識等を学び、「判断力」や「適応力」をそなえた企業の中堅的役割を担う二級整備士として従事することを目標とします。
［自動車整備実習室］
(1) 自動車の構造機能や電気装置等について。
(2) 四輪及び二輪自動車の点検・整備について。
◇ 検査ライン
法令に基づく自動車検査。
◇ シャシダイナモメータ
自動車走行性能試験。
◇ ベンチエンジン
エンジン関係の故障診断。
◇ オートリフト
シャシ、サスペンション関連の整備作業。
［電装品整備室］
自動車に搭載されている電装品（オルタネータ、スタータ）の性能、特性を学びます。
◇ ユニバーサル・テスト・ベンチ
［内燃機関試験室］
ガソリンエンジンの特製、熱効率などの理論の裏付けを学びます。
◇ 内燃機関試験機
［噴射ポンプ試験室］
デーゼルエンジンに使用されている燃料噴射ポンプの調整などを学びます。
◇ 噴射ポンプ試験機（P型、VE型）
２年間で３１６０時間の学科や実習が予定されています。
学科及び実技
教科目
科目の内容
時間数(２年)
【学科】
自動車工学
自動車の構造・性能、自動車の力学・数学、電気・電子理論、燃料・潤滑剤、材料、図面
５４４
法規
法規
４４
自動車整備
エンジン、シャシ、電装、故障原因探求
２４８
機器構造取扱
整備作業機器、測定機器・工具、検査機器、基本工作法
６０
自動車検査
３２
その他
社会、体育、生産工学、安全衛生、総合演習
２７６
【実技】
工作作業
手仕上げ工作作業、機械作業
３２
測定作業
６０
自動車整備基本
エンジン整備作業、シャシ整備作業、電装整備作業、二輪自動車整備作業、故障原因探求作業、自動車点検作業
１５３２
自動車検査作業
６８
その他
安全衛生作業、総合演習作業、社会人基礎
２６４
自動車販売会社（ディーラー）、自動車整備・修理会社、二輪自動車整備会社、観光会社等