労働問題相談室(労働相談Q&A)

6 もう働きつづけられない?

Q39 「これ以上更新しない」と言われた

契約期限がもうすぐです。
会社から「これ以上更新しない。」と言われました。
どうしようもないのでしょうか。

これが原則

  1. 契約期間がある有期契約は文字通り期限がきたら終了するのが原則である。
  2. 期間の定めが一応あっても、実質的に期間の定めのない状態にあるときや契約更新が期待されるだけの合理的な理由があると認められるときには、更新拒絶(雇止め)にあたっては、解雇に相当する理由が必要である。

有期契約は、臨時・短期の必要性に基づき契約するのが一般的ですが、中には人員調整を容易にするため、便宜的に有期契約としつつ、これを繰り返していることがあります
こうした場合、更新の手続がずさんだったり、ときには更新手続を省略したりして、そのまま引き続き雇用関係が続いていく例が見られます。

このような場合の更新拒絶にあたっては、通常の「解雇」に相当する正当な理由が必要となります。

ここを確認

  1. 本当に「有期」の契約かどうか。実際には期間の定めのない契約になっていないか。
  2. 会社側に更新(継続雇用)を期待させるような言動はなかったか。
  3. 実質的に期間の定めのない契約と考えられるとき、「解雇」が認められる正当な理由が備わっているか。

形の上で有期契約となっている場合でも、契約更新の可否について審査されることなく、無条件に更新されているときや、期間満了後しばらくたってから、機械的に文書を作成するだけのときは、実質的には期間のない定めの雇用と考えられ、契約更新について合理的な期待が認められる余地は大きいでしょう。
また、更新がたびたびくり返され、特に問題がなければ更新されてきているときは、実質的に期間の定めのないものと考えられる場合があります。
こうした場合の更新拒絶(雇止め)は、「解雇」とみなされ、客観的・合理的な理由があり、社会通念上妥当と認められるかどうかで判断されるようになります。

こんな対応

  1. 更新への期待が認められるときは、会社に更新拒絶の理由を質問し、納得できないときは交渉してみる。
  2. 会社と交渉してみても納得の行く解決ができないときは労働相談情報センター等に相談してみる。

使用者は、労働者が雇止め(更新拒絶)の理由について証明書を請求した場合は、遅滞なくこれを交付しなければなりません。
契約更新が繰り返されている場合に契約を打ち切るには、契約期間の満了とは別の理由が必要です(例えば、前回の契約更新時に本契約を更新しないことが合意されていたためなど)。


また、使用者は、契約を更新しようとする場合(1回以上更新し1年を超えて継続雇用している者)は、労働者の希望に応じ契約期間をできるだけ長くするよう努力する必要があります。


本来、有期解約は期間の満了をもって雇用関係は終了するのが原則ですが、働き続けたいときは、更新や再契約を申し出て、話し合ってみましょう。
更新への期待度(期待権が認められるとき)が高いときは、会社に更新義務が生ずる場合がありますので、会社と交渉してみましょう。

労働相談Q&Aはあくまで一般的な内容のものです。
具体的な内容については、労働相談情報センターへ電話、来所してご相談ください。
なお、メールでのご相談には応じておりません。

ページのトップへ

お問い合わせ先

東京都労働相談情報センター

【電話相談専用ダイヤル】
東京都ろうどう110番  0570-00-6110
月曜~金曜:午前9時~午後8時(終了時間)
土曜:午前9時~午後5時(終了時間)