企業における取組の発信・支援

株式会社太陽堂封筒  

障害者雇用の経緯・目的

(経緯)

  • 先代の社長のとき、養護学校より依頼され、職場実習を経て採用

(目的)

  • 工場全体でオペレーターの補助作業者として雇用を促進する
  • 障害者の社会進出を支援する

 

雇用等のための取組

  • 見てわかる作業についてもらい、視覚確認作業を常とする
  • バス通勤で乗り換えなしとする
  • 障害者の職場実習を受入れている。

 

訪問レポート

 株式会社太陽堂封筒を訪問しました。

太陽堂封筒さんには現在、1名の障害者が働いています。先代の社長のときに採用された方で、今年で19年目になるそうです。

当事業への登録は営業職の方からお話があったそうで、社内全体で障害者雇用への取り組もうという意欲を感じました。

 <障害者雇用にあたって>

 養護学校より依頼があり、実習を経て採用したとのことでした。真面目な方で、お休みすることもほとんどなく、楽しそうに働いているとのことです。

 採用当初は障害者雇用について社内の理解が難しい部分もあったそうですが、19年間働き続けるうちに周囲の理解も深まり、現在では社員さん達とのコミュニケーションに問題はないそうです。 

<障害者の方の業務等について>

 障害者の方の主な業務は、工場内のオペレーターの補助です。

 梱包用のダンボールの組立てや、封筒を作成する機械にのりを補充するなどの作業を行っていますが、個数のカウントや時間へ意識を向けることが苦手なため、必要な時は電卓でカウントしたり、タイマー等で時間を知らせるようにといった様々な「仕組みづくり」を行ったそうです。

 知的障害者の方に分かりやすいように、という配慮から生まれた「仕組み」でしたが、それが他の社員さんにとっても分かりやすかったため、皆が利用するようになり社内に浸透し、結果的に工場の業務がスムーズになったそうです。

 障害者の方が働ける「仕組みづくり」を行えば、どんな方でも働けるという考えをもとに、社内での障害者雇用を促進していきたい。また、創業以来57年間地域に根ざした企業として地域貢献をしていきたいとのことでした。  

訪問日:平成24年10月25日(木曜日)

株式会社太陽堂封筒 障害者が働いている様子①株式会社太陽堂封筒 障害者が働いている様子②

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お問い合わせ先

東京都 産業労働局 雇用就業部
就業推進課 障害者雇用促進担当
電話:03-5320-4663